ゴールデンウイーク中に英文校正が返ってきました。家族でキャンプに行ったりしてましたが、原稿のチェックをし、昨日、ボスともう一人の共著者と三人でそれぞれの検討結果をつきあわせて最終版(の一歩手前かな?)を作りました。Cover letterもほぼ完成です。
で、どこに投稿するかですが、Molecular Cellに挑戦しようと考えています。正直なところ、Nature, ScienceとくればCellにも挑戦してみたいところなのですが、NatureやScienceでリジェクトされた論文を、たとえストーリーが大幅に変わっていたとしても、Cellに持っていくのは大御所のやることだな、という気がします。戦ってみたいけれども。
では、現実的な判断をしてジャーナルのランクを下げていくわけですが、ランクは"ひとつだけ"下げて挑戦したい、というか、ランクは下げても"ひとつだけ"、という気持ちもあります。ひとつ下のランクってなんだよ、ってことになりますが、細胞生物学の分野だと、Natureの姉妹誌のNCB、Cellの姉妹誌のMol. CellとかDev. Cellや、Genes & Developmentあたりになると思います。この中で、IFでみるとNCBが頭ひとつ飛び抜けています。ただ、個人的にはNCBの論文で、"怪しいなー"、という印象をもったものが多く(あくまで個人的な印象ですが)NCBがこのレベルの他のジャーナルより特別良いとは思えない、という個人的な先入観があります。そうは言っても、Cell, Nature, ScienceがIFでだいたい30前後、NCBは20前後、で、上に挙げたそれ以外のジャーナルはざっくり15以下、という数字だけを見ると、"ひとつだけ"下に下げるならNCBいけよ、となりそうです。
ジャーナル全体の定量的評価(IFなど)と個々の論文の評価は別物なので、それを尺度にした"ひとつだけ"下のランクに対するこだわりもほとんど意味がないことだとは思います。しかし、この序列に対する違和感、特にNCBが第二集団で他より頭一つ分くらい飛び抜けているという点だけでなく、Molecular Cellが第二集団の後方の馬群に飲まれているという点に対する違和感が払拭できないでいました。そこで、IF以外の指標によるランキングをいろいろみてみました。世の中には、EFとかAIとかいう指標があるようです。そんな中で、僕の持っていた感覚に最も近かったのは
Scimago Journal and Country Rankでした。Googleのページランキングの手法に似た計算をしているようです。
これでみると、Cell(9.43)やNature Genetics(8.92)が断トツで高く、次にNature(7.77)で、ちょっと下がってScience(5.43)です。そして、その下にMolecular Cell(4.57)があり、以下Dev. Cell(4.20), NCB(4.15), Genes & Development(3.63)と続きます。
いずれも間違いなくトップジャーナルですので、アクセプトされたら大喜びなんですが、ちょっと個人的好みにこだわって、その個人的好みを支持してくれているかのようなデータをみつけて喜んでいる次第です。ごちゃごちゃ言わずに早く通せよ、という話ですが。
