アメリカからゲストが2人

昨日は、分生のために来日したゲストが2人うちの研究所にやって来ました。彼らのセミナーの前後にそれぞれと個別に自分の仕事を議論するチャンスを頂いたのですが、これがなかなか今までになく有意義でした。

お客さんが来るとだいたいいつもみせているのですが、ある変異体発現細胞の表現型のムービーに2人ともものすごくエキサイトしていました。少し変わった表現型なので、みんな多少は驚きます。ただ今回をもう少し強烈でした。片方の先生は、おれポスドクの時この辺やっててさ、と言って、あのマーカーを調べろ、この薬剤で処理してみろなどと怒涛の勢いでアドバイスをくれ、このタンパク質がここに関わってるなんて!と大興奮していました。もう1人は、おれの隣のラボでこれと全くおんなじものを見てる、と教えてくれました。学位審査をしたとかでかなり詳細に覚えていて、いろいろと教えてくれました。なかなかすごい偶然です。

その後、この2人をつれてボス行きつけの魚の店で食事をし、日本酒などを飲みながら遅くまで話しました。ボスはそのお店をうちの第二研究室、と紹介していました。確かによく来ています。僕はたぶんもう20回以上来てますね。

告発文を読んでみました

某研究室が告発されたということで、どんな不正をしていたのかと知りたくて告発文を読んでみました。ざっと読んだ感じ、一部は不正と言えない類のミスのようですが、半分くらいは生データを見ないとなんとも言えないな、という感じです。その辺はだいぶやばそうですね。どうなるんでしょうか。

指摘されてる問題点で、僕が不正とは言えないかもしれないと思ったものの1つとして、グラフの変形があります。グラフのエラーバーが斜めになっていたり、飛びでているものがとても多いようです。これはイラストレーターなどでグラフを移動する際にたまに起きてしまうことでもあるので、不正ではないかもしれません。ただ、このグラフの変形は、よく見なおしてみるとこのグループの論文にかなり普遍的にみられていることなので、何か裏に大きな問題があるのかもしれません。

興味深いのは、告発文に挙げられている論文のファーストオーサーはすべてPIではなく、ポスドクか助教、そして研究員、会社員という点です。PIであったり、それに準ずる准教授の論文にも、グラフの変形はみられていました。他の不正があるかはよくわかりませんが、なぜこれらの論文が告発文に入っていないのか不思議ですね。

可能性としてはもちろん、現在PIやそれに準ずるポジションにつけた人たちは優秀だったのでそんな不正はしていない、ということが考えられます。なので大きな不正がみつからなかったので告発文に挙げられていないということかもしれません。ただ、告発文の文調を見る限り、グラフの変形を僕ほど甘くは見ていないようなので、わかりやすい不正を見逃している理由があるのかもしれません。まずは処分しやすいポスドク、助教などの論文でどんな処分をするか様子を見るということなのでしょうか。

このグループとはもうあんまり接点を持たない方がいいんじゃない?というアドバイスを某氏からいただいたのですが、その研究室の卒業生(まだ告発されてない)から、分生のとき飲みましょう!という明るいメールが来ました。

SierraにしたらImageJが死にました

なにも考えずに、MacのOSをアップデートしたらImageJが使えなくなりました。Javaの問題のようで最新版のImageJを入れればいいようですが、それでもダメでした。隣に座っている学生くんがSierraにアップデートする前に最新版のImageJを入れて、それからSierraにしたらうまくいってました。よくわかりませんが順番が大事のようです。

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それはネズミ講

ネズミ講の勧誘を受けました。なかなかレアな体験です。しかも同じ研究所の外国人研究者から。ちょっとショックでもあり、興味深い体験でもあります。

仮想通貨とか暗号通貨というのが熱いそうです。ビットコインの二番煎じのような話なんですが、それに投資しないかという話を持ちかけられました。名前はワンコインというそうです。名前からして微妙なんですが、現在はまだ通貨として使用されていないのに価値が上がっているそうです。よくわかりませんね。さらによくわからないのは、誰かを新たにリクルートすると、つまりワンコインを新規に購入させると、購入させたワンコインの価値の上昇分の何割かがリクルーターの利益になるそうです。

現在通貨として使われていないものの価値が上がっているはずもないので、リクルーターの利益というのは結局新規購入者が支払った金額の一部ということなんだと思います。まあ、ネズミ講詐欺のようなものですよね。彼はすでに5000ユーロ相当(ユーロ換算なのはブルガリア発だからなんですかね?)をつぎ込んだそうです。解約は1日12ユーロずつしかできないそうです。1発当てたい方はぜひ!

口座を開設しておこうか?と言われましたが、丁重にお断りし、そのうち飲みに行こうと約束しておきました。たぶんないですね~~。

流木拾い

娘はオーストラリアにホームステイ、息子は兵庫のおばあちゃんの家なので、家が静かです。妻が仕事で使うというので、ここ2週連続で日曜日に流木を拾いにいってきました。先週は伊豆の河津で、今週は山梨の大月の近くにある深城ダムでした。僕にとってはゴミなんですが、とても価値があるそうです。河津の河口付近のほうが、山の上のダムでとれた流木よりよかったみたいです。その辺の違いは少しわかりました。よく削られた感じが河口のものはありましたね。




帰りに東大和を通ったので、武蔵美が中学校と共同でやっている美術展を観て帰ってきました。面白いものがたくさんありました。写真は載せちゃいけなそうなので、校舎から撮った写真をアートフィルターで↓

必要のない根回し

うちのポスドクくんの1人で、とても心配性のひとがいて、いつもそんなこと心配してもしょうがないよ、という感じで見ているのですが、最近心配性すぎるのは良くないことなんだな、とつよく思うようになりました。

先日、そのポスドクくんが僕のところに相談に来ました。
曰く、あるタンパク質の定量を行う際に、Bradford法では定量できないことが判明しました。測定したいタンパク質は、塩基性のアミノ酸が少ないためにBradford法で過少評価されるためのようです。そこでBCAキットを買おうとおもいます。

ここまではなんの問題もなく、いいね、買えばいいんじゃない?というだけの話です。ところが、彼はさらに、
トグランさんも使いますか?
と聞いて来ました。
いや、僕はいまのところ必要ないけど。というと、彼は肩を落として戻って行きました。

がっかりするとか意味がわからないので追いかけて行って、おいおいどういうことなのさ?と聞きましたところ、
なるべく多くの方の賛同があったほうが、ボスに購入許可依頼をしやすいかと思いまして、、、
などというのです。実験に必要なものを、ラボ内多数派工作的な活動でなんとかしないといけないと思ってるようです。


こういう場合、そもそも購入許可依頼をボスにしなきゃいけないのかさえ疑問ですが、僕だったら、他に使いたい人がいるかどうかではなく、自分の対象としているタンパク質がBradford法では過少評価されていることを示す実験結果と、BCAキットが最適な解決策であることを示す材料を用意し、それでボスが納得しないのなら、その時に次の手を考えればいいと腹をくくります。
心配性なので、万全を期すためにそれまでの成功体験等に基づいてありとあらゆることをやっておき、また、やっておかないと前に進めない、というのはかなりまずいんじゃないかと思いますが、さてどうしたらわかってくれるかな、というところです。

40歳になりました

なんということでしょう。40歳になりました。妻がケーキを買ってきていて、40とはっきりわかるローソクが。いままで一度も僕の誕生日にケーキなんて買ってこなかったのに、というと、娘が、40でいじりたかったんじゃない?と言ってました。


息子が、パパは初老だね、と言ってきました。初老か。

免許更新、またヘビ、カエル胚抽出液

免許更新の通知が来ていたので、忘れないうちにと思い、出勤前に更新に行ってきました。今回やっとゴールド。免許取りたての頃にスピード違反で捕まってしまったのが、今頃ようやく消えたわけです。

関係ありませんが、写真は息子が石神井公園からとってきたヒバカリというヘビです。


最近、実験で不思議というか不可解なことがあって、IPに使用するビーズの種類によって反応がうまくいったりうまくいかなかったりということがおきています。カエル胚抽出液とIPサンプルを混ぜて行う実験なのですが、僕の手ではglutathione sepharoseのみがうまくいっていて、Ni-NTAやNHSビーズがダメという結果でした。なんなんでしょう。似たような実験の論文を見るとsepharoseビーズを使ったものが大半です。ビーズではなくタグの種類の問題かもしれませんが、論文ではHA、ZZ、mycなどいろいろ使えています。とりあえずうまくいってるglutathioneで進みますが、気になります。まったく違う実験ですが、大学院生の人も似たような問題を抱えた人がいて、glutathione sepharoseはよかったけど、glutathione magneticビーズはダメという謎の結果がでてるようです。あとanti-GST抗体ビーズもダメとのこと。全部同じコンストラクトなんですけどね。

ゴールデンウィーク旅行: 茨城、栃木

ゴールデンウィークの旅行は、毎年恒例になっているキャンプに行ってきました。いつも一緒に出かけているご家族と一緒です。今年は、茨城の城里町のキャンプ場にいき、その後栃木県の益子で催されている陶器市に行ってきました。

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息子骨折、娘発熱、結婚式に出席

新年度が始まり、気がついたらもう四月も半分終わりました。木曜日の夕方ラボで実験をしていると、めったにな鳴らない僕の携帯が鳴り、なんだろうと思って出てみると息子が泣いていました。公園で転んで手の骨が折れたと思う、とのこと。娘が家にいましたので、近所の整形外科に連れて行ってもらったところ、すでに閉店。妻の職場に電話して救急外来のあるところに連れて行ってもらいました。右手の手首の少し下の骨が二本とも折れてました。
一方、娘は新入生オリエンテーション合宿のようなものに参加するため、土曜日の朝から富士山に行っていたのですが、夜になって電話があり、熱が39度越えているので翌朝の様子次第では日曜日に迎えに来てもらえないか、とのこと。しかし、日曜日は僕が結婚披露宴に参加する予定になっていて、富士山に迎えには行けないので、その時すでに21時近くになっていましたが、車で迎えに行ってきました。道路がすいていて運転は快適でしたが、往復3時間はさすがに疲れました。
で、本日は恵比寿にて結婚披露宴とその二次会に行ってきました。二次会の司会をやるという慣れないことをしたため、いま、とても疲れています。家に帰ると子供たちは元気になっていて、今週のバタバタはなんだったんだろう、と思います。脱いだスーツをかけていた場所が、妻には気に入らなかったようで、なんか小言を言われましたが、まあなんか飲もうよ、などと言ってみました。
明後日の論文紹介の準備をしなくてはいけないことに気づいたので、今日は早く寝ることにします。
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都内某所で研究しています。そろそろ独立を考える今日この頃です。

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